2015年8月30日日曜日

青少年巡回指導活動

8月5日(水) PM19:00~21:00 
 宇都宮中央警察署管内における「宇都宮市青少年のためのよりよい環境づくり強調月間」の活動に、チャイルドラインとちぎから5人が参加協力しました。

 オリオンスクエアに集合、まずは、主催者あいさつや各参加団体の自己紹介を行いました。
 その後、5班(各班15人)に分かれ周辺をパトロールしました。 
 あまりの暑さのせいでしょうか、幸いなことに、「あたたかい声掛け」が必要な青少年は、見かけませんでした。
 その替わりというわけではないですが、人気のない公園で、盗難車と思われる壊れた放置自転車を発見!
 その後は滞りなくパトロールを終え、オリオンスクエアに戻り終了となりました。



オリオンスクエアに集合



オリオン通り



ユニオン通り



徐々に人影のまばらな住宅街へ



再びオリオンスクエアへ


京都に行ってきました

 宇都宮が宮まつりで賑わい、チャイルドラインとちぎの仲間がボランティア協力で汗を流しているちょうどその頃、お手伝いできずに申しわけないと思いつつ、個人的な用事で京都へ行ってきました。
 資格取得のためのスクーリングに出席するためで、昨年に引き続き2回目です。
 この時期の京都はさすが日本を代表する観光地だけあって、夏休みを利用した観光客でごった返していました。そして観光客とともに目についたのが、多くの大学で開催される通信教育課程のスクーリングの学生でした。

 京都の街は、ちょっと歩くとすぐに神社やお寺に行き当たり、宗教都市であることを感じさせられます。驚いたのが、キリスト教の教会を数多く見かけたこと。もしかすると、私が知らないだけでどこかにイスラム教のモスクもあったのかもしれません。
 実は、私が学んでいるのは仏教系の大学なので(たまたま必要な科目がその大学で開講されていたからで、私は特定の宗教とは関係ありませんが)、希望者は大学の礼拝室で行われる朝の勤行や写経に参加できます。さすがに勤行はおそれ多くて遠慮しましたが、写経を体験してみました。静かな環境で心を落ち着けて毛筆で文字を書くのは、なかなかいいものだと思いました。あの墨の匂い、好きです。

 さて、昨年は12日間も滞在していたので、休みを利用して、気分転換を兼ねてプチ観光をしてきました。
 以下は昨年の写真です。



 教王護国寺(東寺)。ここの仏像展示はすごいです。圧倒されました。

 


 安倍清明ゆかりの清明神社。若い女性の姿がたくさん。



 陰陽師のシンボル”五芒星”をあらわすという桔梗の花。



 街角のいたるところで見かけた、お地蔵様が安置されている祠。



 昔の小学校の校舎を利用した、京都国際マンガミュージアム。
漫画好きの人は1日中居ても飽きないところです。



 御金(おかね)神社というありがたい名前の神社を、偶然見つけました。金運のお守り



 ホテルの窓から見えた夜景。
画面中央に見える小さな光は洛星中学・高等学校校舎に立つ十字架。
遠く離れた土地で、予習・復習のため夜更かししていたとき、
暗闇の中に薄明まで灯り続ける光にほっとさせられました。


 実は前々回の全国研修のとき、広報の部で、チャイルドライン京都の方と同じグループになりました。5人くらいのグループだったと思います。
 お互いに名刺を交換し、「近くに来た時は気軽に声をかけてください」とお別れしたので、訪ねてみようかとも思ったのですが、京都さんはとちぎとはちょっと体制が違うようでしたし、直前に連絡してもご迷惑かと思い断念したしだいです。
 けれど、ギンギンの真夏の太陽に照り付けられながら、「この空の下のどこかで、チャイルドライン京都の受け手さんたちが活動しているのだな」と思うと、どこか感慨深いものがありました。

 さて、今年は2泊3日と滞在が短かったこととあまりの酷暑(昨年以上、気温39℃を体験!)で、早々に栃木に逃げ帰りました。

 本当は以前から興味のあった鞍馬山や宇治の平等院を拝観したかったのですが、次はスクーリングではなく観光で、ゆっくりと訪れたいと思います。

第40回 ふるさと宮まつり

8月1日(土)~2日(日)
 毎年恒例のふるさと宮まつりが、JR宇都宮駅西口の駅前大通りをメイン会場として、 「であいとふれあい」をテーマに盛大に開催されました。

 チャイルドラインとちぎも青団連の構成団体のひとつとして、毎年ポスター掲示や警備担当で参加協力しています。
 
 マーチングバンドやパレード、お囃子、お神輿、宮っ子よさこい、和太鼓、木遣りなど、子どもから大人まで参加の盛りだくさんのパフォーマンスや屋台が並び、にぎやかな2日間となりました。
 特に今年は和太鼓のグループが熱演で、盛り上がったようです。
 最後は参加者全員による清掃で幕を閉じました。


2015年7月31日金曜日

ひまわりフェスティバル   県南だより(4)

 先週末の7月24~26日、栃木県の最南端に位置する野木町で、「ひまわりフェスティバル」が開催されました。

 温暖な気候を利用して、町おこしの一環として始められたこのイベントは、年々充実した企画で盛り上がりをみせています。
 広いひまわり畑を利用した大迷路、模擬店、ステージなど、天気が良すぎて暑い日ではありましたが、たくさんの人で賑わいました。

 









2015年7月21日火曜日

長野に行ってきました

 チャイルドラインとは関係ない話題で恐縮ですが、先日、ある子ども支援の会議のため、長野市に行ってきました。
 
 長野市は若い頃数回来たことがありますが、いずれも登山のための最寄り駅にちょっと立ち寄ったという感じで、ゆっくり滞在する機会がありませんでした。
 ?十年ぶりに来てみると、まわりがぐるっと山に囲まれていて、あらためて長野(市)って本当に山国なんだなあ、と実感しました。




 若里市民文化ホール付近の歩道橋からの眺め

 (余談ですが、栃木県は北西部こそ日光や那須などの山なみが連なっていますが、南東部は広大な関東平野のはじっこです。県庁の展望室から眺めるとあまりにもその対比がハッキリしていて、まるで地理の教科書に出てきそうな景観でおもしろいですよ。)

 今回も、会議が目的なので、残念ながら日帰りでした。
 ですがせっかく行くのだからと、事前に長野市出身の友人に、おすすめの見どころや美味しいお店を聞いておきました。それによると、
 
 ”長野市ならやっぱり善光寺!そしてお蕎麦でしょう!
 時間があるなら戸隠もGOOD。” 
 
 とのこと。 

 ということで、会議終了後に善光寺に直行です。
 16時半を過ぎていたので、さすがに本堂は奥までは入れず、山門は外からの拝観でした。授与品所もまさに閉まるところでした。
 でも、由緒正しい風格あるたたずまいの本堂はなかなかの迫力でしたし、涼しい風が吹き始めた境内を歩いているだけで落ち着いた気分になってきました。不思議なものですね。




善光寺

 そして、門前町の老舗のお蕎麦やさんで、美味しいとろろそばをいただきました。


さらしなそばという種類だそうです

 他にもちょっとした食べ歩きができる、そばソフトクリームやお焼きのお店がありました。
 次はもっとゆっくり、せめて1泊くらいはしたいな・・・と思います。
 できれば参道脇に並ぶ宿坊に泊まってみたい。




宿坊のひとつ


レトロな郵便局

 そして、友人のもうひとつのお勧めの戸隠高原(神社)はパワースポットだとか。こちらもぜひ行きたいものです。

 さて、前々回の全国研修の時、懇親会の後に長野県のチャイルドラインの方々とお茶をご一緒させていただきました。
 そのとき、長野県は風光明媚なところがたくさんあるし、3か所も拠点があるのだからマンパワーも充実してるだろうし、「次の全国フォーラムは長野県で開催したら?」「諏訪湖でナイトクルージングしながら懇親会なんてステキ」という話題になりました。
 ところが、「長野は要所々々が山で隔てられているから合同で何かしようとしても動きにくい。だからチャイルドラインも3か所(ながの、すわ、うえだ)に分かれて活動しているのですよ。」というお返事でした。なるほど。本当にそうですね。
 
 わがチャイルドラインとちぎの拠点は宇都宮市。栃木県のほぼ中央です。つまり、それだけ人が集まりやすいのです。
 初代の理事長が、何かの挨拶のときにはいつも「受け手さんが県内全域から集まってくれたのがうれしい」と言っていたことを思い出しました。
 この恵まれた地の利を生かして、ますます充実した活動ができるよう、県内全域から集まった仲間たちで協力していきたいものだと思います。 
 

2015年7月11日土曜日

第10期 受け手養成講座 第5回

 7月5日()。第5回目となるこの日は、3、4回目に続き「子どもの現状を知る」テーマのもと、自治医科大学 総合周産期医療センター特任教授 渡辺 先生を講師にお迎えし「思春期の心と性」について学びました。
 小児から大人への移行期である思春期は、心も身体も大きく変化する時期です。妊娠・出産に向けての準備をしていく大切なこの時期の、女の子・男の子それぞれの身体の変化の再確認から、起こりうる問題としての性感染症まで多くを学ぶことができました。
 子どもたちからの相談にすぐに役立つ実践的なお話を聞くことができ、また、中高校生が受けている性教育の一端にも触れることができ、10期生だけでなく受け手の研修としても実りある研修でした。

第10期 受け手養成講座  第4回 

 6月26日の午後に行われた第4回目のテーマは、”子どもの現状を知る「いじめ」”
 講師は、NPO法人「ストップいじめナビ!」の事務局長、須永祐慈さんでした。

 チャイルドラインに寄せられる子どもたちの深刻な声の中でもいじめのカテゴリーに分類される件数は、抜きん出て多いです。いじめに苦しむ子どもたちからの相談を、私たち受け手はどのように受け止めたらよいのでしょうか。

 須永さんのお話しには、どのようにいじめが発生するのか、いじめを受けた子はどんな気持ちになるのか、周囲の大人はどんな反応をしめしたのか、など、ひとつひとつのお話しのディテールが細かく、その心情が実況中継のように伝わってくるものでした。
それというのも、須永さんは、実際に小学校3~4年にかけて転校先の学校でいじめにあったという実体験の持ち主です。いじめが原因で不登校から引きこもりになるも、転居により東京シューレに通学。18歳で修了後、シューレ大学に参加し、ストップいじめナビに携わるようになったということです。説得力があるのもうなずけるというものです。
体験談を聴くことにより、いじめを受ける側の状況を共有できたような気持ちになりました。

 その他にも、統計上いじめが増えたように見える年は、いじめが原因による自殺と報道がなされたことにより大きな社会問題となったときで、実際にはいつもでもいじめはある。

 電子メールはじめ、LINE、ツイッター、フェイスブックなどインターネット関連のいじめは、一見特殊に見えるが、実態はリアルな日常的ないじめと同じである。いじめは完全にはなくならないが、今目の前にある問題を解決していくための積み重ねが大事で、特効薬はなく地道な取り組みが必要。……など、実態や、解決に向けてのヒントなどが盛り込まれ、とても聴きごたえのある研修でした。