2014年6月1日日曜日

イギリスのリテラシー教育(2)

 情報リテラシーとメディア・リテラシーは基本的には対象が違うのですが、その考え方は同じであり重なる領域もあるので、並んで話題にされることがあります。

 ここではまずメディア・リテラシーの話をしたいと思います。

 Wikipediaによると、

メディア・リテラシー(英: media literacy)とは、情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。「情報を評価・識別する能力」とも言え、中略メディア・リテラシーで取り扱われるメディアには、公的機関やマスメディア(新聞、テレビ、ラジオ等)を始め、映画、音楽、書籍や雑誌等の出版物、インターネット、広告等、様々なものがあり、口コミ(口頭やブログ等)や各種の芸術等も含まれることがある。

受信者の側に立つ人間には、発信された情報を受け取る際、「その情報は信頼できるかどうか」を判断することは無論のこと、どのような偏りがあるか、さらに一歩進めて、その情報を発信した側にはどのような意図・目的で情報を流したり、編集をしたか考え、各種の背景を読み取り、情報の取捨選択を行う能力が求められる。

 と説明されています。

 メディアには受信者・発信者がおり、それぞれにリテラシーが求められていますが、さしあたって必要な受信者側からのリテラシーについて考えてみたいと思います。

イギリスは、メディア・リテラシー教育の先進国とされています。(イギリスではメディア教育という言葉が使われています。

 1989年からナショナルカリキュラム(日本の学習指導要領のようなもの)で、おもに国語(この場合は英語ですね)の授業の中で小学校の段階から実践されるように指定されています。また学年が上がるにつれ、より高度な内容を学べるような教育体制が整えられています。




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