2015年9月28日月曜日

受け手養成講座 最終日

 6月7日から始まった第10期受け手養成講座も9月27日午前中に全ての日程を終了しました。
 10期生の皆様、お疲れ様でした。
 午後12時からはチャイルドライン新旧の顔合わせとなるランチ交流会が催されました。先輩受け手の皆さんによる渾身の(笑)手料理がテーブルいっぱいに並べられました。




「自分の好きなもの」を織り交ぜての自己紹介には、「ジャニーズが好きです」「海老フライが好きなので棺桶にも入れてほしい」という意外なものから「この際だから言っちゃいます、夫が大好きです」のまさかの告白まで、笑いあり、驚きありの和気藹々の会となりました。



 養成講座終了後の受け手としての「独り立ち」には皆様不安をお持ちのようでしたが、先輩受け手の「しっかりサポートしていくので大丈夫」には笑顔がこぼれました。
by F.K     

2015年9月27日日曜日

平成27年9月 関東・東北豪雨

 9月9日から10日にかけて、台風18号の影響で、わが栃木県も100年に一度と言う未曽有の豪雨に襲われました。

 台風18号から変わった低気圧に向けて南から流れ込む風と、日本の東海上の台風17号から流れ込む風の影響で、長時間にわたり強い南東風が吹いたことにより、上昇気流によって積乱雲を繰り返し発生した「線状降水帯」が栃木県内を縦断していたために、被害が大きくなってしまったのです。
 鹿沼市ではついに死者を出してしまいました。県南の栃木市、小山市、その周辺でも多くの地域が浸水被害に遭いました。お隣の茨城県常総市での堤防決壊による被害があまりにも大きかったため、栃木県内の様子はそれほど報道されませんでしたが、住宅の復旧などまだまだ時間がかかりそうです。一日も早く平常の生活を取り戻せることを祈ります。

第10回受け手養成講座 第7回、第8回 9月6日(日)

養成講座も終盤。今日は、お昼をはさんでのダブルヘッダー。
午前中は、子どもの発達障がいのお話。「障害」ではなく「障がい」。それは、個性といってもよいと思う。
そして、病院ではひとりひとり患者さんの症状や体調を毎日毎日診て、それにあわせて看護するのに、学校ではみんなみんな同じでなければいけないという話。金子みすずさんの「みんなちがってみんないい」というわけにはいかない。
みんなが同じではなく、いろいろでいいよね。いろいろで生きていることがあたりまえになるといいよね。生まれた時から、個性を大切に育っていけたらいいのにね。

午後は、ロールプレイ。今日のロールプレイでは、自分が思っていることが、相手には違って見えることがわかり、思い込みや凝り固まった思考に気づいた。自分の聴き方についてのフィードバックはちょっとドキドキだけど、自分の聴き方について、具体的に客観的に知ることができる。
電話の受け手に必要なことは、普段の生活の中でも、とっても大切なことだと思う。
スーパーで、公園で、ちょっと耳をすませて、聞いてみて。「ねえ、ねえ」と呼ぶ子供の声に、呼ばれたおとながなんて返事をしているか。「いいから、早くしなさい」「うるさいな~」とか。だから、研修で勉強することは、自分のためになる。
器用にすぐにすんなりと理解できる人と、私みたいに飲み込みがすごく悪い人もいる。すこしずつでも、こつこつと積み重ねていくことが大切だと思う。そして、電話をかけてきたこどもが、すこしでも明るく、すこしでも気持ちが軽くなって終われるように、これからも謙虚に学んでいきたいと思う。

丸山先生、伊澤先生、ありがとうございました。
                                                                                                                    by H.H      

家族ケアプログラム(TEENSPOST)に参加しました

 9月4日(金)、5日(土)に宇都宮市男女共同参画”パルティ”で行われた、NPO法人TEENSPOSTの家族ケアプログラム~当事者、家族、支援者、みんなのためのセルフケア~に、個人で参加しました。
 この講座の案内のチラシが、どういうご縁か毎年わがチャイルドラインとちぎの事務所に掲示されています。それを目にするたびに、一度参加してみたいと思っていました。なかなか都合が合わず参加できないでいたのですが、今年はなんとか都合をつけて(実は受け手のシフトを替わってもらって)、やっと参加することができました。
 講師は、TEENSPOST代表で、思春期・家族カウンセラーの八巻香織さん。
 以下のようなプログラムが行われました。

第1日
家族の中のMaking Peace
キレない、タメない、コモらない 家族ケア講座~女性と子どもの問題の視点から
 ①私の専門家になろう
 ②こころと家族の手あて
 ③家族で身に付ける役割
 ④問題の対処と選択
 ⑤心地よいコミュニケーション
 ⑥これからの家族関係

第2日
私の中のMaking Peace
オレない、ヘタらない、ツブれない こころの手当て講座~共に元気になる支援を目指して
 ①こころを手当てしよう
 ②私とあなたの境界線
 ③心の冷え対策
 ④私の味方を探そう!
 ⑤内なる子どもを育てる
 ⑥世界に一つのケアマネージメント

 講義やワークに加えて、「ファジー」という絵本の読み聞かせ、ゴスペルを利用した表現、自分の取扱説明書を作る、など充実したプログラムでした。以前、宇都宮市の精神福祉保健センターで行われた電話相談員の合同研修会でやった「ストラクチャー(彫刻)という技法が、ここでも取り上げられていました。有効な技法として認められてきたということでしょうか。
 最後に参加者同士でお互いにメッセージを書きあいましたが、それを裏返すと終了証しなっているという、ステキな演出がありました。