2015年4月2日木曜日

パネルディスカッション参加

本当に年度末の3月31日、矢板市で行われたパネルディスカッションにパネラーとして理事長 松江が参加させていただきました。「人口減少と地方創生を考える」と題された、矢板市に本社を置く様々な業種の方たちが発起人となった街づくりの会が主催です。


 基調講演 講師、パネルディスカッションのコーディネーターとしてTBSテレビのニュースキャスターの杉尾秀哉氏が招かれていました。
 松江に話が来たのは、絵の方でかかわりのある矢板の建設会社の社長が発起人の一人だったためです。3週間ほど前に、「急に決まった」と本当にぎりぎりに連絡をいただいた次第。
やはり発起人つながりの杉尾氏が、この日なら・・ということで日時が決定。それから内容を詰め、参加者を決め、場所を押さえと凄いスピードで企画を整えた経緯があったそうです。ちょっと異質な私の参加は、時間がないための苦肉の策だったのかも・・(笑)
矢板市は栃木県北部の森林資源豊かな街。地方都市の御多分にもれず近年の人口減少に危機感を抱き、国の「地方人口ビジョン」・「地方版総合戦略」策定の求めに応じての企画とあって、はたして経済、行政に素人の松江が何を話せるのか? 甚だ疑問ではありましたが、街づくりにも子どもや女性の声を反映させていただきたい、という観点で参加させていただきました。
さて、当日。急な企画とあって、参加者とは事前打ち合わせなどする時間もなく、忙しい杉尾氏の到着は開始30分前。ご挨拶もそこそこに、今日の流れなど確認・・といっても、順番に長々話をするのはつまらないので一人があまり長く話し過ぎない・・と決めるのがやっと。あとはコーディネーターの質問にパネラーがどんどん答えて、途中突っ込みもOKなので自分の考えをそれぞれ話しましょう!ということが決まっただけ。はてさて、どうなりますことやら。
私としては、子どもたちの現状を訴え、子育て環境ということをお話させていただこうと考えました。
第1部は杉尾氏の講演です。さすが民法のニュースキャスター。時間ピッタリに笑いも取りつつ、日本の少子化問題、超高齢者社会へ向かう現状(2100年には現在の人口の三分の一に!)どんな対策が考えられるかなどをコンパクトにまとめて話してくださいました。
第2部が私たちの出番で、パネリストは衆議院議員の簗かずお氏、元県議会議長の青木克明氏、そしてチャイルドラインとちぎ理事長 松江比佐子です。最初に自己紹介として私はチャイルドラインの活動を説明させていただきました。そしてフリーダイヤルのネットワークで全国から子どもの声が集まり、地域特有の悩みといったものなども見えてくるということなどを伝えました。
内容は少子高齢化、消費減少、農業(TPPFTA)問題、子育て環境問題などにおよび、簗氏は国の政策、青木氏は地元の実情と取組などそれぞれの立場でのお考えを、私は、もちろん主に子育て環境について、自尊感情を持てない日本の子ども、最近の子ども絡みの事件から考えられること、また町おこしに関して自分の考えていること(豊かな自然をいかすことやアートを絡めたソフト作りなど・・)を話しました。
街を作るのは人だと思います。子どもが笑顔なら大人も楽しいはず。そのためには社会全体の助けが必要だと思います。
でも、いかんせん時間も限られておりますのでそれぞれの想いを伝えきるのは難しいことでした。


発言中の松江理事長(中央)

それにしても、杉尾氏、栃木に詳しくてびっくりでした。宇都宮にもいらっしゃったことがあるそうで、「この間は、餃子食べようと思って、みんみんと正嗣悩んでいたら、正嗣が休みでみんみんいきましたよ!」なんて・・。気さくで、気配りの行き届いた方でした。
そして、矢板の皆様、チャイルドラインについて話をする機会をいただけて感謝しております。ありがとうございました。

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