2015年5月10日日曜日

渡良瀬遊水地   県南だより(3)

 たまには心身のリフレッシュをと思い、ゴールデン・ウィークに渡良瀬遊水地へ行ってきました。(ゴルフコンペの準備で大忙しの仲間を思うと、とても心苦しいのですが・・・)
 栃木(栃木市・小山市・野木町)、群馬、埼玉、茨城4県にまたがる広大な緑地とその南西部に位置する谷中湖を含む一帯が渡良瀬遊水地で、栃木県では最南端にあたります。




 豊かな自然に恵まれ、多種多様な植物、昆虫、魚類、野鳥などの生息地であり、2012年(平成24年)にラムサール条約湿地に登録されました。環境省のレッド・データに登録された絶滅危惧種も多く発見されています。




 遊水地の西側、道路の向かいには、道の駅“きたかわべ”があります。道の駅としては規模が小さいのですが、おそばのメニューは豊富です。これに隣接して「スポーツ遊学館」があり、屋上からこの遊水地を眺められるようになっています。2階は、渡良瀬遊水地の歴史や自然についての解説パネルや写真が展示されている資料室となっており、パンフレットなども配布されています。



こんなものも展示されています。

 谷中湖は、ハート形をした人造湖です。湖畔は、家族連れやカップル、多くの人々が訪れる憩いのスポットとなっており、ピクニックやサイクリングの他、ウィンドサーフィンやカヤックなど水上スポーツも楽しめます。区画によっては釣りもできます。河川敷のグラウンドでは少年サッカーチームの試合が行われており、子どもたちの歓声が響いていました。 


おだやかな陽が射す昼下がり、のどかな光景が広がっていました。


はるかかなたには、蝦蟇の油で有名な筑波山が見えます。

 しかし、ここはかつて、水害から地域と住民を守るという名目(本当は公害対策)で犠牲となった旧・谷中村(1906年強制廃村)が、悲しい歴史とともに眠る地でもあります。
 興味のある方は、「足尾鉱毒事件」のキーワードで検索してみてください。

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