2015年3月17日火曜日

電話相談員研修会

3月4日(水)午後、宇都宮市の精神保健福祉センターで電話相談員研修会が行われました。

毎年この時期に行われているこの研修は、宇都宮市と近郊で、さまざまな分野、所属で電話相談に携わっている人を対象としています
チャイルドラインとちぎからは、4人が参加しました。

今回の講師は、作新学院小学校教諭で日本カウンセリング学会認定カウンセラー会理事の八島禎宏さん。
テーマは、「電話相談で私たちは誰に何をしているのか」~相談者の背景を心の眼で見る~でした。

①電話相談の特性、②コーラーと相談員の関係性、③今後の問題、④人間関係論の4項目を順を追っての講義により、相談にあたる際の基本的な理論を勉強することができました。
この研修で初めて知ったのが、④で紹介されたスカルプチャーという技法です。

スカルプチャー(Sculpture)とは彫刻という意味ですが、彫刻のように、自分の問題とかかわりのある人たちの心の距離、実際の距離など、あるいは時空間的な位置関係を、実際に人を配置することにより、具体的なイメージを得たり、実感を持つことへのに助けにしよう、というものだったと思います。
これがサブタイトルの「背景を心の眼で」につながるのでしょう(と、思いました)。

私たちは、日々勉強です。よいと思えることは、実践で生かしていきたいものです。

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