2015年3月29日日曜日

大川小学校

宮城県石巻市の大川小学校跡地を訪れました。
チャイルドラインとちぎ有志は何度か被災地を訪れ、泥だしボランティアなどに参加してまいりました。

今でも多くではありませんが物品、資金寄付等をさせていただいております。


たくさんの子どもたち、先生が命を落としました。





津波の傷跡を残す校舎からはもちろん子どもの声は聞こえてきません。
ただただ静かに佇んでいます。

北上川の傍に建つ瀟洒な校舎。河口から5キロ上流に位置し、市の避難場所にも指定されていたとあって近所の方も避難してきていたという。

校長先生が外出中で不在の中、ガラスが散乱し危険な校舎から校庭に避難し、第二次の避難場所について先生たちは検討されていたそうです。校庭から直接は北上川が見えない立地です。
 避難までの決定の時間、判断について様々な意見、批判が持たれていることは皆様ご存じのことと思います。


 少し離れた高台に避難する途中、多くの児童たちが北上川を遡上する濁流に飲み込まれ、後方にいて向きをかえこの裏山を駆け上った数人の子どもと教員だけが助かりました。

 緊急時の判断の難しさ。
 想定外という言葉の虚しさを痛ましい形で今も伝える大川小学校。

 心からご冥福を祈ります。                           
理事長 松江  3月28日(土)



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